日本出張からロンドンに戻った週末の4月25、26日、時差ぼけも疲労もまだまだ残っていたのですが、体に鞭打ってオランダに飛びました。オランダの春といえばチューリップ。そのチューリップで世界的に有名なキューケンホフ公園を訪ねるショートトリップを随分前から計画していたのです。
春のオランダ、北海に面した海岸の砂地地帯はまるで絨毯を敷き詰めたように一面チューリップ畑で覆われます。ただしこれらはあくまでも球根栽培が目的で、咲いた花はすぐに摘み取られてしまいます。そこであくまでも花の観賞のため、このキューケンホフ公園が造られることとなったのでした。チューリップを中心としてヒヤシンス、スイセンなどの球根花が700万株植えられ、まさに競い合うように咲き誇ります。
期待していた「見渡す限りチューリップ」なイメージとは少し違い、チューリップ花壇が樹々の間を縫うように広がるといった趣向でしたが、それでも見応え十分でした。特に、今まで出会ったことがないようなチューリップをたくさん目にすることができたのが面白かった。さすが100種揃えたというだけあります。
尖った花弁、鮮やかな色合いのチューリップ。
花弁が幾重にもなるチューリップが集めて植えられた花壇。
花弁がゴージャスなチューリップ。桜でいえば八重桜のイメージでしょうか。
花弁の先が毛羽立ったかのようなチューリップ。
オーソドックスなチューリップ。童謡「チューリップ」に登場しそう。
そして、黒色のチューリップ。
これらはほんの一部に過ぎません。僕もチューリップだけで70枚近く写真を撮ってしまいました。
オランダのチューリップ、並んでいたのは赤、白、黄色だけではありませんでしたが、どの花見ても素晴らしく綺麗でした。でも何よりも、オランダでチューリップ鑑賞をした事実が嬉しく、思い出に残りそうです。
ところで余談ですが、日本でも素晴らしいチューリップ花壇に出会うことができます。東京近郊であれば国営ひたち海浜公園やあけぼの山農業公園がオススメ。今シーズンはもう終わってしまったようなので、是非来シーズン訪ねてみて下さい。